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機長コラム

夏の繁忙期、パイロットはどんな毎日を過ごしているのか

おはようございます。

7月も半ばになり、空港が一年で最も賑わう季節が近づいてきました。今日は少し肩の力を抜いて、「夏のパイロットの毎日」についてお話しして行きます。

夏は「増便」と「天候」が重なる季節

航空会社にとって、夏休みは一年で最大の繁忙期です。臨時便や増便が組まれ、パイロットの乗務スケジュールもぎっしりと埋まっていきます。

そこに重なるのが、夏特有の天候です。午後になると発達する積乱雲、台風、そして猛暑。実は気温も運航に影響します。空気が薄くなる暑い日は離陸性能が下がるため、滑走路の長さや搭載重量をより慎重に確認する必要があるのです。

体調管理も仕事のうち

パイロットには厳しい身体検査基準があり、体調管理はそのまま仕事の一部です。

特に夏は、暑い駐機場と冷えた機内・空港を一日に何度も行き来します。私が気をつけているのは、シンプルですが「水分」と「睡眠」です。乗務前日の夜は、どんなに魅力的な誘いがあっても早めに休む。地味ですが、これを何十年も続けることが、翼を預かる者の責任だと思っています。

それでも夏の空は良いものです

大変なことばかり書きましたが、夏の空には夏にしかない美しさがあります。

夕方、西日を受けて金色に光る積乱雲の峰。梅雨明けの、どこまでも透き通った青。夏祭りの花火が、雲の下で小さく光るのが見えることもあります。

操縦席から見るその景色は、何年飛んでいても飽きることがありません。

おわりに

この夏、飛行機で旅をされる皆さん。空港の混雑や天候での遅れなど、ご不便をおかけする場面もあるかもしれません。

それでも、皆さんを安全に、大切な場所へお届けするために、空の上も地上も総力戦で夏に臨んでいます。どうぞ良い旅を。