※ 本サイトはアフィリエイト広告およびGoogle AdSenseによる広告を含みます

機長コラム

機長と副操縦士は、何が違うのか

おはようございます。

飛行機の操縦席には、二人のパイロットが並んで座っています。機長と副操縦士です。今日は、この二人が何を分担し、どこが違うのかをお話しします。

見た目の違いは、制服の「線」の数

まず、わかりやすい見分け方から。制服の袖や肩についている金色の線の数が違います。

一般に、線が四本なのが機長、三本なのが副操縦士です。空港や機内で見かけたら、そっと数えてみると区別がつきます。

機長(線4本) 最終的な責任と決定権 副操縦士(線3本) 操縦も交代で担当する
制服の袖や肩の金線は、機長が4本、副操縦士が3本。操縦は交代で担当し、最終的な責任は機長が持ちます。

操縦は、交代で担当することが多い

意外に思われるかもしれませんが、操縦は機長だけが行うわけではありません。

多くの場合、区間ごとに「操縦する側」と「確認・支援する側」を交代します。行きは機長が操縦し、帰りは副操縦士が操縦する、といった形です。副操縦士も、当然ながらしっかり訓練を受けた操縦士です。

だから「副操縦士は補助」というより、「二人で役割を分けて、一つのフライトを運ぶ」と考えるほうが実際に近いです。

いちばんの違いは「最終責任」

では、何が決定的に違うのか。それは、そのフライトの最終的な責任と決定権です。

天候や機材の状態などで難しい判断が必要になったとき、最後に決めるのは機長です。副操縦士は意見をはっきり伝え、機長はそれをよく聞いたうえで、最終的な決定を下します。

この「最後に責任を持つ人を一人に決めておく」という仕組みが、いざというときに判断を早め、安全につながります。二人で協力しつつ、責任の所在ははっきりさせておく。これが両立しているのです。

副操縦士から機長へ

副操縦士は、経験を積み、必要な訓練と審査を重ねて、機長になっていきます。長い時間をかけて、判断の重さに見合う経験を積んでいくのです。

機長になったからといって、副操縦士の意見を軽く扱うことはありません。むしろ、遠慮なく指摘し合える関係を保つことが、安全な運航の土台になります。

おわりに

機長と副操縦士は、制服の線の数、操縦の分担、そして最終的な責任という点で違います。ただし、どちらも訓練を積んだ操縦士であり、二人で協力してフライトを運んでいます。

次に搭乗するとき、操縦席の二人が、役割を分けながら支え合っていることを思い出していただけたらと思います。