パイロットはメガネをかけていてもなれるのか。視力と身体検査の話

おはようございます。
「パイロットになるには、視力がすごく良くないとだめですよね」
これは、これから目指す方からよくいただく質問です。今日は、パイロットの視力と身体検査について、正直にお話しします。
メガネやコンタクトでも、なれます
まず、いちばん気にされる点から。メガネやコンタクトで視力を補っていても、パイロットにはなれます。
大切なのは、裸眼の視力そのものよりも、「矯正した状態で、決められた基準を満たしているか」です。メガネをかけた状態できちんと見えていれば、条件を満たせる場合があります。
実際、メガネをかけて飛んでいるパイロットはめずらしくありません。「視力が悪いから無理だ」とあきらめてしまうのは、少し早いのです。
ただし、基準はきちんとある
とはいえ、誰でも無条件、というわけではありません。
矯正してどこまで見えるか、目の状態に問題はないか、といった点には基準があります。視力を補う度合いにも一定の範囲が決められています。基準は制度や国によって細かく異なり、また改定されることもあります。
だから「メガネでもなれる」と同時に、「自分の目が基準に入るかは、正確に確認する必要がある」というのが正しい理解です。
色の見え方も確認される
視力とは別に、色の見え方(色覚)も確認されます。
計器の表示や信号、灯火など、飛行では色で情報を読み取る場面があります。そのため、必要な色をきちんと区別できるかが確かめられます。ここも、気になる方は早めに専門の検査で確認しておくと安心です。
身体検査は、目だけではない
パイロットの身体検査は、目に限りません。心臓や耳、血圧など、全身の状態を定期的に確認します。
そして、この検査は一度合格すれば終わりではありません。パイロットである限り、生涯にわたって定期的に受け続けます。 健康を保ち続けることが、この仕事の土台になっています。
腕の良さより先に、まず健康であること。これはパイロットにとって、とても現実的な条件です。
おわりに
視力が完璧でなくても、矯正して基準を満たせばパイロットへの道は開かれています。メガネをかけていることだけを理由に、あきらめる必要はありません。
一方で、色覚や全身の健康を含めて、基準を満たし続ける必要はあります。気になる点があれば、目指すと決めた早い段階で、正式な検査で確認しておくとよいでしょう。まずは、事実を正しく知ることからです。




